【回復への道筋③】自分の身体が自分のものではないという感覚
前回の記事では、私の病が本格化したところまでを書きました。
この時期の主な症状は、
・無気力、無意欲
・激しい落ち込み
・イライラ→モノを壊す
・眠れない
といったものでした。
特につらかったのは夜に眠れないことで、寝ようと思っても身体がムズムズして寝付けませんでした。
これは、こういう病気になった人はわかると思うんですが…なんとも表現しにくい、嫌な感覚ですよね。このムズムズ。
当然、寝付くのは朝方になるので、起きるのは昼を過ぎてからか、夕方ごろでした。
今思えば、休んでいるのだから早起きする必要なんてなかったわけですが、当時は夕方ごろに起きると
「俺の人生おわた('ω')」
と自己嫌悪に陥る日々でした。
寝ようと思っても、寝られない。起きたい時間に起きられない。起きても何もできない。イライラしてきて、壊すべきでないモノを壊す。自分の身体も傷つける…といったことを繰り返すうちに、
まるで自分の身体が自分のものではないような感覚に陥りました。
自分の意思とは関係のないところで身体が動いているような感覚ですね。
そして、この感覚はのちに、感覚ではなく、実感に変わりました。
つまり、自分の身体は自分のものではないと確信するようになりました。
どういうことかと言いますと、自分がここにあるという意識(存在)と実際に動いている身体は別物であるということです。
…なんか自分で書いていても怪しい内容になってきました。すいません。
しかしながら、こう考えるようになってから、自分を客観視できるようになったような気がしていて、私とっては回復への転機になった考え方の一つではないかと思っています。つまり、
私という意識が入っているこの身体は、父母から授かったものであって、自分のものではない。授かりものである以上、決して粗末にしてはならない。心身を病んでいるのは、私という意識の管理不行き届きである。
こんな感じです。
こうした考え方のもと、それまで「辛い」「悲しい」「憎い」といった感情に支配されていた頭の中に、「傷ついた心身をどう回復させるか」という理性が芽生えていきました。
うつ病を発症してから、半年後ぐらいのことだったかと記憶しています。
こうした考え方が、食事管理や筋トレなどうつ病克服に向けた取り組みを始める原動力になりました。今でもそれは続いています。健康第一!!!
ということで、今回は自分の感覚(しかも自然発生)の話だったので、うまく伝わるかどうかわかりませんが、参考になれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました!