うつと筋トレと時々レザークラフト

マイノリティ入門

僕とうつ病のあれこれ

うつの原因について

今回からは、私がうつ病になった原因についてしばらく考えてみたいと思います。

 

うつ病になった当時は、

 

「なんで自分(だけ)がこんな病気に…」

 

と感情的になっていたものでしたが、よくよく振り返ってみれば、原因があって結果が存在するわけであります。

 

そしてその原因を主観、客観の両面から分析し、対策を練っておくことは、再発防止への大きな手助けとなります。

 

お恥ずかしい限りですが、私がうつ病になった原因は

 

  1. 自身の性格のクセ(執着型性格=完璧主義、すべき思考etc
  2. 長時間労働によるストレス
  3. 人間関係の煩雑化によるストレス
  4. 不摂生な生活による身体へのダメージ

 

こんなところだろうと思います。

 

これは、自己分析によって自分なりに導き出した回答を、医師やカウンセラー、家族、友人の力を借りて、ブラッシュアップしたものです。

 

それぞれの項目について詳述する前に、まず言えることは、

 

全ての原因が自分にあるのではない

 

ということです。

 

こう言うと、反射的に「そうじゃない!!!!」と言いたがる人がいることを知っています(笑)。

 

また、「じゃあ周りのせいなのか」と批判されそうですが、それも当たりません。

 

内部環境(自分)と外部環境(その他)、どちらにも原因は存在していると思います。

 

ただ、

 

いずれも環境についても、より良い方向へと変えていく主体者、責任者は自分である

 

ということも、同時に言えると思います。

 

ちなみに、「白黒をはっきりとつけたがる」「0か100かのどちらかしか選択肢がない」などの考え方は、「全か無かの思考」という名前がついているようで、うつ病を患いやすい性格の一つとされています。

 

私も、こうした考え方を持っていますので、「なぜ自分がうつ病になったのか」を考えると、「全て自分が弱いからだ」と安易に結論付け、自責の念に駆られてさらに落ち込むということを繰り返していました。

 

というわけで、次回からは、私がうつになった原因の項目、一つ一つについて詳述していきたいと思います。今回はここまでです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

うつ病?抑うつ神経症?いや、軽症うつ?

本日は、病名についてさらっと。

 

便宜上、人に私の病名を伝える必要があるときはうつ病と言っています。うつ病に対して先方が抱いている(かもしれない)イメージと自分の状態が、多少の差異はあるにしろ、マッチするであろうと思うからです。

 

実際、最初に通院した時は、「うつ病」と診断されました。

 

ただ、うつ病と言っても、その症状は人によって様々だと言われています。反対に、うつ病を患っている人とパニック障害を患っている人の症状に、多くの共通項が見つかることもあります。

 

例えば、私の場合。最初は強い抑うつ状態が続いていましたが、時間が経つにつれて、抑うつ状態に加えて、モノを壊さないとイライラが収まらない破壊衝動が出るようになりました。

 

いや、その身体(体重は100キロほどあります)で破壊衝動とかキングコングかよ…

 

とひかれた方はすみません。タンスや壁を壊しまくっていました。今、家族の間では笑い話になっていますが、お父さん、お母さん、ほんとにごめんなさい…

 

その後は、絶叫したり、不眠が出たりと、今思うとよく治ったなと思うわけですが、この時、私は抑うつ神経症と診断されていました。

 

うつ病」と診断した医師と、「抑うつ神経症」と診断した医師は同一人物ではありません。前者は東京都八王子市(仕事をしていた時に住んでいた)の医師、後者は地元・秋田の医師でした。

 

(ちなみに、この八王子の医師が本当に合わなくて、いやな思いをたくさんしました。この話題には改めて紙幅を割きたいと思います)

 

果たして私は「うつ病」なのか、「抑うつ神経症」なのか。医師によって診断に差が出るのか。両者の症状の違いは何か。八王子の医師の良心は一体どこにいってしまったのか…

 

このようなことは、つまり病名は、あまり重要ではないと思っています。もちろん、諸手続きのために、診断書の病名は必要ですが。

 

重要なことは、うつ病だろうがなに病だろうが、身体の不調を感じたら、その症状を明確にし、原因を探り、改善策を練り、再発防止策を講じる…ということなのだろうと思います。

 

私自身は、「うつ病」とも「抑うつ神経症」とも言われましたが、実際に勉強しているのは「軽症うつ」の対策本です。この中に書かれていることが、自分の状態を最もよく言い当てているなと思ったからです。

 

というわけで、いまだに自分の病名は、はっきりしていない(いや、抑うつ神経症なんですけどね)わけですが、病を得た原因や、回復に向けた道筋、再発防止策については頭の中にはっきりとしていると思います。

 

次回からは、そこらへんのことを書いていければと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!それでは。

はじめに

2017年2月25日付の日経新聞電子版によると、世界でうつ病に苦しむ人は2015年に推計3億2千万人に達したようです。

 

いや、ちょっと古い数字かもしれんけども。世界人口が60憶だとして、約5%が罹患していることになる。100人に5人。結構多くないっすか?

 

いきなりこんな話題で恐縮ですが、第1回のブログは、自己紹介するとともに、ブログの方向性を明確にしておきたいと思い、こんな書き出しにしております。

 

実は私自身、うつ病を患った経験があります。

  

小中高と体育会系で育ち、心身ともに丈夫だったはずの私が、うつ病と診断されたのは、社会人4年目のことでした。

 

それから休職1年とちょっと。同じ会社に復職して9か月。そしてつい最近、お世話になった会社を退職しました。

 

病気になって、いろいろと考え方が変わった部分があり、退職するに至ったのでした。

 

ちなみに、新聞記者でした。

 

外に出て情報を得にくい病気の性質上、闘病中はネットからの情報にかなり助けられました。それは専門的な、医学的な知見というよりも、同じように闘病されている方のつぶやきであったり、経験談であったり、克服された方のアドバイスであったり…

 

そんなわけで、病が快方に向かったら、自分なりにうつ病の克服に役立つような情報を発信していこうと決めていました。

 

そんで、晴れて会社を辞めてフリーになったので、こうしてブログでも始めようかいとなっているわけでございます。

 

私の場合、薬は飲まず、①睡眠管理②食事管理③運動(筋トレ)で復職するまで回復しました。薬を飲んでいた初期のころは、最悪の体調でした(抗うつ剤の有用性を否定するものではない)。

 

なので、ブログの内容もこの3つのことがメインテーマになると思います。

 

また、今は革小物職人なので、自分の作品を紹介することもあると思います。

 

こんなところでしょうか…書き損じたところは追々また書いていくとして、今日はここらへんで。最後まで読んでいただき、感謝っす。それでは。