うつと筋トレと時々レザークラフト

マイノリティ入門

僕とうつ病のあれこれ

技能研修の実態は奴隷制度

あまりにもおそまつだし、腹が立つのでつぶやく。

「技能研修とは名前だけで、実態は奴隷制度」。こんな言葉を外国人の友人からいつも聞かされている。

今日、とある新聞の紙面上に、国会議員が外国人労働者の確保に関して質問したという記事を確認した。

「人手不足の解消につながる一方で地域や社会保障への影響など、国民に不安や懸念があることも事実」。

カギ括弧でくくられたこの国会議員の発言を見て、少し残念な気持ちになった。事実とまでいうのであれば、確かに、「国民に不安や懸念」はあるのだろう。だが、外国人労働者の不安や懸念にまで思いをめぐらせた政治家は果たして何人いるのだろうか。人材不足解消の一方的な大義のために、ボロ雑巾のように使い捨てられる外国人労働者の気持ちを誰が考えているのか。「日本にはもう二度と来ない」と寂しい背中を見せた外国人を知っているのか。

よくあることだが、旬なテーマだからとりあえず質問しとけ感が見え隠れして吐き気がする。

国籍を問わず、優秀な人材を受け入れるのは国の盛衰に関わる重大問題だ。「外国人材」とは名ばかりで、外国人を人材ではなく、単なる労働力としてしか捉えられない頭のかたさ、その根にある差別意識が、この国の癌だ。