うつになりやすい性格とは
前回のブログで私は、自身がうつ病になった主な原因として、
- 自身の性格のクセ(執着型性格=完璧主義、すべき思考etc)
- 長時間労働によるストレス
- 人間関係の煩雑化によるストレス
- 不摂生な生活による身体へのダメージ
の4つを挙げました。
これを簡単にまとめると、
増大するストレスを消化しきれなかった
ということになり、私がうつ病になった直接的なきっかけは、いわゆる「ストレス」であるということが言えると思います。
ただ、何をどの程度のストレスに感じるか、また、そのストレスをどの程度の期間で消化できるかは人によって様々で、これらを決定づける大きな要因が「自身の性格のクセ」であると思っています。
すなわち、ストレス対処能力が低い、うつ病になりやすい性格が存在するということです。
ここで、偉い人の力を借りたいと思います。
『「軽症うつ」を治す』(森下克也/角川SSC新書)では、うつ病になりやすい人の性格を
「仕事熱心で几帳面」「決められたことはきちんとこなさないと気がすまない」「凝り性で徹底的にやらないと気がすまない」「周囲に気を遣い過ぎる」「ずぼらな人を見ると許せない」「一度感情を害すると後々まで引きずる」(p29)
と分析しています。
これを見たときに私は思いました。
これ全部俺やん…
と。
見事に当てはまっておりました。はい。
と同時に、なんとなく腑に落ちたというか、「あー俺ってそうだったんだ」と自分を客観視できた気がしたことも覚えております。
ちなみに、こういった性格を「病前性格」とも「執着性格」ともいうらしいです。なんとなく嫌な名前ですね。
さて、私のように病前性格の人間がなぜストレスをためやすいのかということですが、それはストレスに直面した時の心の中をご覧いただければ、分かりやすいと思います。
例えば、入社3年目。仕事にも慣れ、それに伴い仕事量も多くなってきました。そして、その仕事量は、ついに自分のキャパシティを超えるまでになってしまいました。
ここで私はこう思います。
「ここで手を抜いて楽をするのは悪いことだ」
「私の仕事なのだから、すべて私の手でやり遂げるべきだ」
「周りに迷惑はかけられない」
「頼まれたことは断るべきではない」
いかがでしょうか。
仕事量を減らす道を、自ら閉ざしてしまっています(笑)。これではストレスを消化するどころの話ではありません。
こうした考え方を「すべき思考」というようです。
ああすべき、こうすべきっていうのは、主観的な思い込みであって、そういう固定観念で自分を縛るのはメンタルヘルス上はよくないってことですな。
何やら私の性格を紹介したようになってしまいました。なんだか疲れてきたので、今回はここまでにします。最後までご覧いただき、ありがとうございました!