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マイノリティ入門

僕とうつ病のあれこれ

【メタ認知の方法論?】うつ病に名前をつけて人格化する

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この方法が寛解に向けた正しいアプローチなのかどうかは全く分からないんだけど、うつ病の症状が出ているときの自分に名前をつけて別人格化しちゃうみたいなことを試している。

 

うつ病だけじゃなくて、自分の性格の癖みたいなものが出てきた時にも名前をつけて人格化してしまう。ちなみに多重人格とかそういうものではなく、自分が意識的に行なっている認知の矯正方法のお話。

 

今のところ登場しているのは、 

  • うつ病くん(無気力、無意欲)
  • 月曜日の出勤怖いマン(特に日曜日夜に出現してうつ病くんにバトンタッチする)
  • ラインの返信ないとめっちゃ気になるくん(誇大妄想からうつ病くんに移行するパターンが多い)
  • 調子がいいとすぐ調子のる男(頑張りすぎて疲れてうつ病くんにバトンタッチ)
  • 周囲の目線めっちゃ気になるマン(度がすぎると外出不可に)
  • べっきー(すべき思考。柔軟な思考と行動を制限)

こんなところ。そして、こいつらの上にまとめ役の「正常で冷静な自分」がいます。

 

日常生活の中で、さまざまな縁に触れて噴出してくるこれらのあまり良くないと思われる心の癖を人格化することで、正常で安定した自分から一旦、その感情を切り離すことができるんです。切り離した上で、正常で冷静な自分が「いやいやそうじゃないよね」とたしなめたり、時には褒めたりする。

 

こうすることで、心の波を極力少なくできるような気がするんですね。少なくとも、心の揺れに左右されてうつ症状に移行するまでに、ワンクッション置くことができる。

 

いわゆるメタ認知の一つの方法論にはなるかと思います。正常で冷静な自分はメタ認知を具現化した人格と言えるかも。

 

メタ認知は「客観的な自己」「もうひとりの自分」などと形容されるように、現在進行中の自分の思考や行動そのものを対象化して認識することにより、自分自身の認知行動を把握することができる能力である。 メタ認知的知識とは、自分自身の状態を判断するための知識を指す。Wikipedia

 

僕の頭のなかでは、折あるごとに彼らの対話が常に行われている状況。こうやって書くとなんかヤバい奴なんだけど、幽遊白書の仙水みたいな感じだと思えば悪くない!!まぁ彼は人間界をぶっ壊して魔界に旅行したい〜っていうかなりイカれた奴ですけどね。

 

うつ病になってから、症状が出るのが怖くて、彼の機嫌をとるようにして生きてきたんだけど、そういう生き方って全然楽しくなくて。うつ病だからあれできないとか、これするべきじゃないとか、全く楽しくない!

 

でもって、そうやって機嫌とって色々制限してきたわりに症状は出まくるし、もう僕の人生は彼を中心に、うつ病の症状を中心に人格すらつくられているような感じがして、もううんざり!って感じで。

 

うつ病な自分ももちろん自分の一部であって、病気したから得たものもあるし、これからずっと背負って生きていくものなんでしょうけど、彼に自分の人生の舵取りを任せるわけにはいかない。あくまでも俺が航路を決めていく。超低速運行で。

 

しばらくこの方法で頑張ってみて、ダメだったらまた別の方法考える!というわけで、メタ認知の方法論のお話でした。